死亡日は何月何日?
相続において、亡くなった日(相続開始の日)はとても重要です。
相続税の申告期限や納付期限(亡くなった日の10ヶ月後の同じ日)、誰が相続人になるか(どちらが先に死亡しているかなど)などを判断する上で重要な基準要素となるからです。
実務としては、戸籍に記載されている死亡日時を確認することになりますがまれに死亡日が特定でいないケースがあります。
最近増えてきている孤独死などが考えられるケースです。
たとえば死亡日時に 令和3年7月1日から10日の間 と記載されることがあります。
ではこの場合、亡くなった日(相続開始の日)は何月何日でしょうか?
7月1日?10日?それともこの間であればいつでもいい・・・?
答えは、戸籍上の最終日です。
具体的には、
令和3年7月1日から10日の間→令和3年7月10日が相続開始日となります。
令和3年7月から9月の間 という例もありますが、この場合は令和3年9月30日ですし、令和3年12月と記載されていれば、令和3年12月31日ということになります。
金融機関で残高証明書を取得する際も、死亡日現在の残高を依頼する必要がありますし、様々な重要な要素と関連してきますので、あらためて死亡日についてお話ししました。